アーネスト・クライン原作のSF小説『ゲームウォーズ(原題:Ready Player One)』をご存知であろうか?米国のamazonではレビュー数が1万越え、平均評価が4.5を超えるメガヒット作品。さらに、スティーブン・スピルバーグ監督により実写映画化もされます!(2018年公開予定)
本作品はVR内で繰り広げられる、アクションアドベンチャー。
まずは、あらすじを…
西暦2041年。革新的なネットワーク〈オアシス〉が張りめぐらされた世界は、深刻なエネルギー危機に陥っていた。
多くの人々はそうした現実から逃避するように、〈オアシス〉と呼ばれるコンピュータの仮想世界にのめりこんでいた。
ある日、〈オアシス〉のコンピュータ画面に、突然「ジェームズ・ハリデー死去」のニューステロップが現れた。
ジェームズ・ハリデーとは、〈オアシス〉を開発し、運営する世界的億万長者。ゲーム界のカリスマ的存在だ。
テロップに続いて、ハリデーの遺書ともいえるビデオメッセージが現れ、〈オアシス〉内に隠したイースターエッグを一番先に見つけたものに、遺産のすべてをゆずることが宣言された――。
ゲームウォーズ見所3点
筆者も読んでみたが、大変面白い!!その中で面白いなと思った点を3つ挙げてみる。
①イジメが発生しない学校
主人公はオアシス内の学校で教育を受けているのだが、そこではイジメが存在しない。正確には暴言暴力をすることができない。嫌がらせをしてくるユーザーをミュートすることで、相手の言っていることを遮断でき、その場にはいるものの自身へのアクションを発生させなくする設定ができるのだ。
まさに仮想現実だからこそできるネットによる制御や管理。新たな社会変化というものを実感できます。
②80年代ポップカルチャーブーム
ジェームズ・ハリデーの死後には遺産を手に入れるために、攻略の手がかりを探そうと、世間では彼が大好きだった80年代のポップカルチャーを調べ始めた。それによりオアシス内では空前の80面代ブームが起き、昔のアニメや特撮、ゲームの情報やアイテムが流通しだした。
その根底には原作者アーネスト・クライン(1972年生まれ)が映画や特撮など筋金入りのギーク(日本語で言ヲタク)でもあるからとも言えよう。
③日本ヲタクコンテンツキャラクターの登場
作中に、なんと「ガンダム」「エヴァンゲリオン」「ゴジラ」「ウルトラマン」さらには東映スパイダーマンに登場した「レオパルドン」も登場するのだ!(マニアック 笑)。こんな有名どころが出現して、版権はどうするの?って感じるとは思いますが…日本人ならさらに楽しむことができるはずだ。
その他にも今までの有名映画やゲームのネタやオマージュが沢山でてきます。
2018年の実写化映画も楽しみですが、原作を純粋にアドベンチャーとして楽しむのも良し。
途中途中で出てくる80年代コンテンツをググりながら読み進めていくのもまた本作の醍醐味かもしれませんね。
VR TOKYO BOOKレビュー
- 読みやすさ
- 斬新さ
- 没頭感
- VR・未来感
抜粋のみを表示
読みやすいSF小説です。VRが発展した未来の社会が良く描かれています。
ジャパンコンテンツも見ものですし、アドベンチャー要素もあって続きが気になります。
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読みやすいSF小説です。VRが発展した未来の社会が良く描かれています。
ジャパンコンテンツも見ものですし、アドベンチャー要素もあって続きが気になります。