『レディ・プレイヤー1』絶賛公開中!
「レディ・プレイヤー1」はスティーブン・スピルバーグ監督が、アーネスト・クラインによる小説「ゲーム・ウォーズ」を映画化したSFアクションです。
VR空間で繰り広げられる迫力のあるレースシーンやバトルシーンに加え、様々な80年代ポップカルチャーが登場するのも本作の醍醐味です。
ストーリー 貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。世界中の人々がアクセスするVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望だった。そんなある日、オアシスの開発によって巨万の富を築いた大富豪のジェームズ・ハリデーが死去し、オアシスの隠された3つの謎を解明した者に、莫大な遺産とオアシスの運営権を明け渡すというメッセージが発信される。それ以降、世界中の人々が謎解きに躍起になり、17歳の孤独な青年ウェイドもそれに参加していた。そしてある時、謎めいた美女アルテミスと出会ったウェイドは、1つ目の謎を解き明かすことに成功。一躍オアシスの有名人となるが、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI社の魔の手が迫り……。作中のゲーム世界には、アメリカはもとより日本のアニメやゲームに由来するキャラクターやアイテムなどが多数登場する。
原作には無い映画オリジナルのシーン
実は映画と原作とでは内容が異なっています。具体的にはカーレースのシーンは映画オリジナルの展開です。
小説ではゲーム機の前に立って「パックマン」などのゲームにチャレンジしますが、映画だと地味なシーンになりそうだったので、もっと視覚的でアクティブなシーンにするために、カーレースに変えたようです。
そして、このカーレースに参加する車は原作者が大好きな映画やテレビの車がたくさん出てきたり、ドライバーも映画やゲームのキャラクターとなっています。
レースのステージであるニューヨーク市内でキングコングやジュラシック・パーク風のT・レックスが暴れまわったりもして、原作の精神がきちんと注がれている新たなシーンとして仕上げられています!
日本のポップカルチャーが多数登場
原作と同様に映画にも日本のポップカルチャーが出てきます。
「サンリオ」のキャラクターをはじめ、「AKIRA」のバイク、「ストリートファイターⅡ」の春麗やサガットの登場。さらに機動戦士ガンダムVSメカゴジラのドリームマッチが描かれています!
こんなにも日本のポップカルチャーが出てくるのは、原作者のアーネスト・クラインが日本のアニメ、漫画、そして特撮など、どっぷりとそれらに浸かりながら過ごしてきたからです。
さらに、スピルバーグも日本のポップカルチャーの大ファンであり、劇中に登場するキャラクターの一人は映画「七人の侍」で主演をした三船敏郎にそっくりな顔をしています。
映画も原作も観て欲しい!
VRの未来や世界観を視覚的に楽しむのも良し!日米のポップカルチャーがどこにどのように登場しているかを探して楽しむのも良し! 映画はスピルバーグが小説をうまくイマジンした作品といえます。
原作では日本のポップカルチャーネタはもっともっと登場しますし、VR世界のシステムや現実世界の描写も多彩です。是非、原作を読むこともオススメします!