毎日足を使ってるからこそ、VR内見が実現できる – 47株式会社

キャプテンVR
みんな、このプレスリリース知ってる?
助平
ふんふん。要するに賃貸オフィスの内見が360°写真で見れるということか。
キャプテンVR
そうそう!まだ対応している物件は少ないんだけど、これから増えていくみたいだよ★
助平
なるほどね〜。でも賃貸マンションとかじゃなくて、なんで賃貸オフィスでVRを取り入れようと思ったんだろう?
キャプテンVR
色々気になるよね!というわけで、実は47株式会社の担当者さんに話を聞いてきたのでインタビュー形式で紹介するね♪
助平
(行動はやっ・・)

VRはより多くの情報を知りたいというニーズに合っていた

本日はお時間いただきありがとうございます。まず、47株式会社について改めて教えてください。

47株式会社は2002年に創業し、賃貸オフィス情報サイト『officee』を運営しています。また、オフィス環境の企画・立案・デザインから什器購入〜内装工事までオフィスに関わることをトータルでサポートしています。

では本題ですが、今回VRを取り入れようと思った理由を教えてください。

不動産という業界は物件を調べる時の情報量が少ないと感じていたんです。

先程ご紹介したとおり、弊社では『officee』というオフィス検索サービスを提供しているのですが、毎日足を使って物件を回り、写真や入居テナント情報など、できるだけ多くの物件情報をウェブ上に公開しています。しかし、お客様が物件を選び、決めるにあたって十分な情報が提供されているとは言えず、複数の物件を内見する事も多くあります。

例えば10棟を内見したいとお客様が希望されても、1日で全てを回ることは現実的に難しく、お互いにとってあまり効率的とは言えません。そこで取り入れたのが昨年から盛り上がってきたVRという手法なんです。

なるほど。確かにオフィスじゃなく賃貸マンションなどでも、多くの物件は回れませんよね。多くても1日に3件が限界かも・・

そうなんです。お客様も実際には物件の隅々まで見たいというよりは、全体的な雰囲気が見たいという方が実はほとんどで、『officee』で大事にしている情報開示をし続けるという点にもピッタリ合うことから、VRという手法を取り入れようと思ったんです。

案内される方も、する方も事前に現地の雰囲気が味わえたら選別もしやすいしいいですよね!何より効率的に物件を選べるのが本当に素晴らしいです。

ありがとうございます。笑
でも実はまだ取り入れたばかりで、実際にビジネスに繋がっていないのが現実です。

そうなんですね。それでもプレスリリースで情報を発信したのには何か理由がありますか?

我々は「先駆けてチャレンジしていく」ということを大事にしています。先駆けて新しいことを取り込み、情報を発信していくことで、VRに興味がある方から相談を受けて繋がったり、情報が入ってきたりと相乗効果が生まれるんです。

あと、思いついたらすぐやっちゃうんです。笑
今回のVRも思いついてすぐに行動し、プレスリリースとして情報発信をしました。

その行動力見習いたいです。。確かにVRはまだ世間的に認知が低いですし、会社として取り入れるのはハードルが高いというか、稟議などでやたら時間かかりそう。。

フットワークの軽さも弊社のウリです。笑

VRでしか表現できない事があると思った

実際に撮影をしてみて、感じたことや課題などはありますか?

正直、ただオフィスの内観を見せるだけでは写真での表現と大きな差は無いなと感じました。

以下は実際に撮影されたVRコンテンツ

なので、今後はVRでしか表現できないことにチャレンジしていきたいです。

例えばどんな?

例えば、凄く夜景がキレイなオフィスがあるとします。でも日中の内見しか案内することができない。そんな時、VRで夜の映像をその場で見せるんです。すると、日中と夜の景観、どちらも体験することができますよね。5階で内見してると同時に10階の映像も見せて眺望の違いを感じてもらうなど。

それってVRのような技術でしか提供できないと思います。

なるほど!確かに内見時に見れる景色って1つですもんね。雨の日とかだったら尚更印象が悪いですよね・・

VRは仮想現実だけって思われるかもしれないんですけど、我々としては【現実×仮想】を掛け合わせることで、より多くの体験が提供できると思っています。

内見前にある程度VRで内見数を絞って、実際に足を運んだ際にVRで色んな角度からの現地を体験してもらう。これって凄く大事なことだと思うんです。

毎日足を使って現地訪問している47さんらしい発想ですね!

ありがとうございます。笑

更に言うと、今後はVRだけではなく、オフィス家具を3Dで作成し、何もない状態のオフィスで家具を自由に配置してもらう『AR(拡張現実)』という技術にも興味があります。

結局のところ、VR(仮想現実)とAR(拡張現実)は近いうちに重なると思っていて、重なった時にいち早く対応できるように今は準備しているという感じでしょうか。

未来への投資期間ということですね。

そうなりますね。でも実はまだ一部の人間しか関わってないのが現状です。

他の社員の方はどういった反応でしたか?

まだVRを体験したことがない社員がほとんどで、導入前はVRの面白さや便利さが伝わっていませんでした。ですが、撮影後にVRゴーグルを渡して体験してもらうと、皆驚くほどに反応がよく、実は興味があったんだなと感じました。

確かにVRは体験してみないとわからないことが多いですよね。私の周りも全く同じような感じでした。

やはりそうですよね。そもそもVRゴーグルなんて皆まだ持っていないし、存在すら知られていませんよね。PSVRはある程度認知はされてきていますが、全然手に入らないし・・・。

そこは本当に大きな課題ですよね。Oculus RiftやHTC ViveもゲーミングPCがないと使えないし、値段もそれなりにします。そもそものハードルが高いですよね。。

ただ、スマホを使うVRゴーグルは比較的安価で手に入りますし、スマホがあれば誰でも体験ができます。まずはそこをどうやって普及させていくかがVR業界全体の課題だと感じています。

あと、今のVRゴーグルはデザイン的に少しつけるのに抵抗があるんだと思います。持ち歩きもしにくい。

それ同感です。Googleの『Google Glass』やMicrosoftの『HoloLens』でさえ、やはりまだ恥ずかしく感じてしまいます。

究極は何も着けないっていうところだと思うのですが、あまり想像できないのでせめてメガネサイズくらいにはなってほしいですね。みんな本心では興味あるんだと思いますし。

とにかくどんな形でもいいから一度体験することで世の中に一気に広まっていく技術だと思います。iPhoneの時のように。

なので、我々としては内見を口実にVRを体験してもらい、少しづつ周囲の人に浸透させていきたいと思っています。

撮影は簡単にできるが、まだまだ表現の幅が狭いと感じる

撮影にあたって、何か苦労した点はありますか?

今回はTHETAという比較的手軽な360度カメラで撮影したのですが、特に苦労した点はありませんでした。三脚でカメラをセットしてボタンを押すだけですから。

なので、新しい物件や募集テナントを見に行く時に、”+α”レベルのコストで撮影できるのも我々の強みです。

確かに!VR撮影のためだけに行くのはコストかかりますよね。通常営業+αで新しい取り組みができることは効率的ですし、拡大もしやすそう。

その通りです。ただ、普通に撮影するだけだと物足りないというのも事実なので、複数の地点から撮影し、それを繋げることで新しい見せ方もできると思って今色々とチャレンジしようとしています。

試行錯誤しながら先駆けてチャンレジしていきたい

最後に、今後の展開を聞かせてください。

先程述べたことと重複してしまうのですが、VRとしてどこまで不動産を表現できるか試行錯誤しながらチャレンジしていきたいです。

あと、オフィスの内観VRデータをとにかく足を使って汗をかきながら増やしていきたいです。オフィス室内のデータを集められるのは我々の大きな強みですからね。笑

また、我々が作ることの出来ない家具の3Dデータなどを外部と連携しながら、より不動産の情報がわかるようにしていきたいです。

他社連携などもすると可能性は無限にありそうですよね!私もそろそろ家の購入を検討しているので、不動産業界がますます盛り上がっていくのを期待しています!

またVR談義しましょう!

是非!本日はありがとうございました!

 

VR対応物件は以下からご覧いただけます。

※VRモードでご覧いただくには、VRゴーグルをご用意のうえスマートフォン(iOS/Android)よりアクセスしてください。

officeeについて

47株式会社が運営する、国内最大級月間60万PVを誇る賃貸オフィス情報サイト。東京エリアを中心に全国のオフィスを検索可能で、全物件、仲介手数料無料。 URL:https://officee.jp/

47株式会社について

2002年創業。インターネット企業向けのオフィスコンサルティングを事業を開始し、その後、賃貸オフィス情報サイト「officee」をリリース。新規事業部門を分社化する形で2015年10月に47インキュベーション株式会社を設立。グループ再編により、47ホールディングス株式会社の100%子会社となる。 URL:http://47co.jp/
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Mr.VR TOKYO

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編集部のまとめ役でリーダー的な存在。しかし女の子には激甘。リッチマンの妹「サリー」が好き。

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