今回「スカイリムVR」で初めてスカイリムをプレイしたんだけど、想像していた以上に色々とすごい!!
最高峰RPGがついにVR化!「Skyrim VR」
数々の受賞歴を誇るBethesda Game Studiosが開発し、オープンワールドRPGの最高峰と世界で評価されている「Skyrim」。
2011年にXbox 360、PlayStation 3、Microsoft Windowsでリリースされ、その人気の高さからリマスター版が Xbox One、PlayStation 4、Microsoft Windowsでもリリースされてきましたが、2017年12月14日にPS VR専用タイトル「The Elder Scrolls V: Skyrim VR」としても発売されました!(PlayStation®Move モーションコントローラーにも対応!※以下「PS Move」)
「スカイリムVR」は、アメリカとEUでは11月に発売されており、それぞれPS Storeの11月月間売上ランキングで1位を獲得しています。
ストーリー
長い間「星霜の書」の記述から姿を消していたドラゴンたちが、「タムリエル」の地に再び舞い戻った。「スカイリム」の未来は、唯一ドラゴンに立ち向かう事の出来る英雄「ドラゴンボーン」にかかっている
プレイヤーは「ドラゴンボーン」としてドラゴンに挑むというのが本作のメインストーリー。ここからは実際にプレイした感想をご紹介します!
圧倒的な自由度でスカイリムの世界に没入
正直プレイを開始した直後は、「うーん、あまりグラフィックが綺麗じゃないな」という印象でしたが、序盤のイベントを終え自由に行動や戦闘が出来るようになってくるとこれが一変。グラフィックの低さはあまり気にならなくなり、『あー、これ本当にスカイリムの世界にいるわ』と、どんどんスカイリムの世界に引き込まれていきます!
特に広大なフィールド(スカイリムの世界)をVRで自由に移動できるというのが素晴らしく、メインストーリーはあるもののどう過ごすのか、どう進んでいくかもプレイヤーの自由。この圧倒的な自由度はスカイリムをプレイした人には当然かもしれませんが、初めてプレイした私には衝撃でした。
PS Move操作でのバトルが臨場感を高める!
PS Moveで操作した場合、攻撃は「ボタン操作」ではなく「振る」というアクションになります。自分のアクションがダイレクトにゲームへ反映されるので爽快感が増し、戦闘がよりリアルに感じます!(魔法はトリガーボタンで発動。これも楽しい)
装備も自由で、片手は魔法/片手は剣、両手剣(斧)、両手に魔法、と自分好みのスタイルで戦闘ができるのもいい。PS Moveでの戦闘は、RPGが好きな人なら楽しめると思うし一度は体験して欲しい!
ただ臨場感のある戦闘は楽しいだけでなく、自分の視界外から敵に襲われた時はかなり焦ります。(思わずPS Moveをめちゃくちゃに振ってしまったり)
ゲーム開始序盤、フィールドを散策していた際に巨人族に見つかった時のスリルは満点で、『やばい、やばい!』と何度も実際に振り返りながら距離を確かめ全力で逃げました!
VRならではの臨場感を随所に感じることができるのも本作の魅力の1つです。
しかし、PS Move 2本を使った操作は思っていた以上に難しく慣れるのに1時間くらいかかりました。利き腕の設定もできますが、特にメニュー画面の操作がしにくい。
DUALSHOCK 4の方がアナログスティックがあるのでその辺は操作しやすいです。(ただし✕ボタンが決定だったりするので、どちらのコントローラーでもある程度慣れは必要)
好みにもよりますが、戦闘面は圧倒的にPS Moveでプレイした方が楽しいと感じたので、最初からPS Moveでプレイし慣れていくのがいいでしょう。
VR酔いは激しい?最適な設定を見つけよう
スカイリムVRの移動は、「ワープ移動」と「ダイレクト移動(自由移動)」を設定で選ぶことができます。
他にも、移動時や旋回時に少し視界の周りが黒くなる「視界制限」や「旋回時のスピードや滑らかさ」がプレイヤーの好みで調整でき、VR酔いへの対策が設定から変更可能でこの点はすごく良いと思いました。
「自由移動+なめらかな旋回+移動時・旋回時の視界制限解除」という設定にすれば没入感を高めることができますが、実際この設定で友人がプレイした所ものの数分でVR酔いしてしまったので、まずは自分に合った設定を見つけるのが大切ですね。
ちなみにリリース前は、PS Moveでは「なめらかな旋回」や「旋回スピード」の調整をすることができず、体験会でプレイをしたユーザーから厳しい声も上がっていましたが、こちらはちゃんとアップデートされています。(国内版はアップデートされリリースされています)
とことん追求したリアリティ
スカイリムには重量制限があり、所持品が多くなり制限をオーバーするとダッシュが出来なくなったり、鉄や金属系の防具を装備してダッシュするとちゃんと金属の擦れる音がします。
また、「武器商人に売れるアイテムは武器だけ」など、商人によって買い取ってくれるアイテムが異なり、細かい部分までこだわりを感じました。(「話術」というスキルを上げると、どの商人にも種類に関係なくアイテムが売れるそうです)
そして大抵のRPGでは、住人のアイテムを取ってもなんてことはありませんが、スカイリムの場合は違います。アイテムを取る時に「盗む」と表示され、こういった犯罪行為がNPCに見つかれば戦闘となってしまいます!(友好度を上げるとアイテムを持っていっても許されたり、逆に犯罪を犯すと懸賞金が懸けられ逮捕されることも)
スカイリムは、「キャラクターの性格を決めロールプレイすることでさらに楽しさが増す」と言われていますが、それもこの自由度があってこそ。正義感の強い勇敢な戦士を演じるもよし、悪名高い盗賊や、はたまた義賊になるもよし。プレイヤーの設定次第で何度でも色々なパターンを楽しむことができます。
キャラクターの育て方も自分次第
スカイリムでは
人間 | ノルド/インペリアル/レッドガード/ブレトン |
---|---|
エルフ | ダークエルフ/ハイエルフ/ウッドエルフ/オーク |
獣人 | カジート/アルゴニアン |
という10種族の中からキャラメイクができ、性別や体型から、目・鼻・顎の高さまで(他にもありますが)調整することができます。(残念ながらスカイリムVRには3人称視点がなく、自分のカスタマイズしたキャラクターを設定時以外に見ることができませんが)
スキルも「片手武器」や「弓術」といった戦闘系から「スリ」や「話術」といった非戦闘スキルなど計18種類!選んだ種族によってスキルの初期値も異なるので、キャラクターの設定やプレイスタイルに合わせて種族や上げていくスキルを選ぶ楽しさがあって本当に奥が深い!
NPCは全てフルボイス!従者を仲間にして冒険へ繰り出せ
一定のイベントだけでなく、全てのNPCがフルボイス!これには驚きました。さらに主要キャラクターとの会話は、プレイヤー側の質問や回答が複数用意されているので、選択によって話す内容が変わり会話だけでも物凄い量。
他にもクエストをクリアすると「従者」という一緒に冒険をしてくれるNPCを仲間にすることができます。従者には戦闘時に指示ができたり、荷物持ちとしても使えます。(ただし従者にも持てる重量制限はあり)
スカイリムの世界は本当に広いので従者がいるだけで心強く、戦闘面でも幅が持てます!あとスカイリムVRでは馬にも乗れますよ!
公式アドオン3種も込み
まだ体験できていませんが、スカイリムVRにはこれまでリリースされてきた公式アドオン(追加DLC)3種も含まれています!
Dawnguard(ドーンガード)
吸血鬼の王、ハルコン卿が再び動き出した。彼は星霜の書を用いて、太陽をなくしてしまうという、誰もが想像すらしなかったことを企んでいる。ドーンガード(吸血鬼ハンター)の一員となり、その企みを阻止するのか? それとも自身が吸血鬼の王として君臨するのか? 新しい党派とロケーションにより、究極の選択が可能となる。
Hearthfire(ハースファイア)
土地を購入して、シンプルなワンルームのコテージから、武器庫や錬金術の研究室、飾り棚、馬小屋、そして庭を備えた大邸宅まで自由に建てることができる。新しいツールの製図台や大工の作業台を使って、採石した石、粘土、丸太などを加工し、家を建て、飾りつけていこう。また養子をとることで暖かい家庭を築くこともできるぞ。
Dragonborn(ドラゴンボーン)
火山灰に覆われた荒野や氷結した谷を旅し、まだ見ぬ町、ダンジョン、クエストと出会い、敵の意思を挫き、ドラゴンさえも手なずけるシャウトを身につけ、さらなる力を得よ。自身の運命、そしてソルスセイムの行く末は、最強の敵である“最初のドラゴンボーン”との決戦次第となる。
まだまだ序盤しかプレイしていない私には、残念ながら「スカイリムVR」の魅力の全てをお伝えすることが出来ませんが、スカイリムのファンの人なら、スカイリムの世界に入れるだけでも感動すると思います。
そして、これが初めてのスカイリムという人でも、RPGの最高峰が見せるVR RPGの未来に触れ、ゲームの世界に入りんだような感覚を味わい心をワクワクさせることができるのではないでしょうか。
VR酔いという懸念点はありますが、PS VRを持っている人は是非1度この世界に飛び込んでみてください!
パッケージ版
ダウンロード版
「The Elder Scrolls V: Skyrim VR」商品概要
発売元 | ベセスダ・ソフトワークス |
---|---|
フォーマット | PlayStation®4 |
ジャンル | RPG |
発売日 | 2017年12月14日 |
価格 | パッケージ版 希望小売価格 5,980円+税 ダウンロード版 販売価格 6,458円(税込) |
プレイ人数 | 1人 |
CERO表記 | Z(18才以上のみ対象) |
公式サイト | https://elderscrolls.bethesda.net/ja/skyrim |
その他 | ※PlayStation®VR専用 ※PlayStation®Move モーションコントローラー対応 |
VR TOKYOゲームレビュー
- 没入感
- 酔いにくさ
- 画質
- おもしろさ
- ストーリー&ボリューム
コメント
PS4のゲームに慣れている人は、グラフィックが残念に感じると思います。でもそれ以上のサプライズが詰まっています。果たしてクリアがいつになるのか分かりませんが、一先ずスカイリムVRの世界にどっぷり浸かります!