【ドラゴンクエストVR 体験レポート】“体験を超えた冒険”がここに。そして夢は現実へ…

バンダイナムコアミューズメントが運営する国内最大級のVRエンターテインメント施設「VR ZONE SHINJUKU」で4月27日から稼働する『ドラゴンクエストVR』。

先日、報道関係者向けに先行体験会が開かれ、VR TOKYOもひと足先に体験させてもらいました!

国民的RPGの『ドラクエ』がVRアクティビティになったということで、当然期待せずにはいられないのですが果たしてどんな体験が待っているのか…

実際に体験した感想をありのままレポートします!

ゲストはおなじみのこの人

今回のゲストは、過去に「お台場の ZERO LATENCY VR」や「ナンジャタウンのMRプロジェクト」の体験取材に参加してくれた「しょごたん」です。

しょごたん
大学卒業後、ITベンチャーにてサーバサイド、バックエンドを中心に大小様々な開発経験を7,8年間積む。MT東京、MTDDC TOKYO 2015,2016にて登壇経験をするなど活躍中。コスプレとゲームが趣味。ドラクエは3を初めてプレイし、以降全シリーズを制覇している大のドラクエ好き。
キャプテンVR
すいません、またまた声かけちゃって
しょごたん
いーの!いーの!むしろ本当にありがとう!ドラクエ大好き!
リッチマン
もはやゲストじゃなくて準レギュラーだな(笑)
キャプテンVR
今回は各メディア1名のみの体験なのでよろしくお願いします!
しょごたん
ふふふ。任してくれ。(ついにこの力を使う時がきたようだな)

 

ハッ!

 

キャプテンVR
うそ!?左手に紋章が!しょごたんってもしかして勇者の生まれ変わりじゃ…
リッチマン
いや、どう見てもマジックで手書きだよ?(しょごたん気合い入りまくってるな)

戦士、魔法使い、僧侶となって旅する「ドラゴンクエストVR」

『ドラゴンクエストVR』は、国王からの命をうけ、大魔王ゾーマとの戦いに旅立つという物語のフィールドVRアクティビティです。

体験者はパーティーを組み、「戦士(2人)」、「魔法使い」、「僧侶」の4人で、ドラクエファンなら一度は夢見た『ドラゴンクエスト』の世界へと旅立ちます。

戦士、魔法使い、僧侶という組み合わせは固定だが、性別は自由に選択することができる

助平
ここからは実際に体験した「しょごたん」がレポート!

まずは自分の分身のアバター作成

最強の女戦士しょごたん誕生!?

体験者はまず、

  • 名前
  • 職業
  • 性別
  • 身長
  • 言語

をエントリーシートに記入。

名前はキャラクターの上に表示されるので、知らない人とプレイすることになっても問題ありません。入力した身長はVR内でしっかりと反映され、これが没入感をさらに高めます。

エントリーシートを記入した後は、全体の説明と各職業のブリーフィングなどが行われます。

剣と盾を駆使して前衛で活躍する「戦士」

戦士は剣で近接攻撃を行い、盾でモンスターの攻撃を防御することができます。率先してパーティの前に立ち、モンスターの攻撃を防ぎつつ倒しましょう。

『ドラゴンクエストVR』のために開発された戦士専用の武器と盾

剣でモンスターを攻撃した時、盾で防御した時に振動を感じることができるので、モンスターとの戦いにおける臨場感はパーティー1!

しょごたん
ただし、僧侶と魔法使いは盾がないから、タンク(壁役)としての立ち回りも必要だぞ!

強力な魔法でモンスターを一掃する「魔法使い」

「バイキルト」は戦士の剣を巨大化させることができる

魔法使いは、単体にダメージを与える火属性魔法の「メラ」、広範囲にダメージを与える氷魔法の「ヒャド」を駆使して、モンスターを後方から攻撃していきます。

魔法使いと僧侶が装備する杖

さらに、戦士の攻撃力をアップさせる「バイキルト」を使うことができ、戦士のサポートを行うことも可能。

しょごたん
パーティにおけるアタッカーだな。作戦はもちろん「ガンガンいこうぜ」

メンバーの傷を癒し攻撃もする僧侶

僧侶は、ダメージを受け瀕死状態となったメンバーを回復する「ホイミ」、死んでしまったメンバーを生き返らせる蘇生呪文「ザオリク」を使うことができます。メンバーの体力の状態は、メンバーの名前の枠の色でも判断することができるので、 様子を見つつサポートをしていきます。

モンスターに一度攻撃を受けると瀕死、さらに攻撃を受けると死んでしまう。なかなかシビアだ

その他に、攻撃魔法の「バギ」を使うことができるので、メンバーの体力に余裕のある時は攻撃に参加することもできます。

しょごたん
僧侶が倒れたら復活できないからね。パーティーの生命線!
しょごたん
それぞれ特色のある職業だから、パーティメンバーで事前に相談しあって決めるのがいいですね。そんな時間も楽しめます♪
しょごたん
ちなみにウチは戦士の女を選択しました。他のメンバーからは、女戦士が華麗な剣裁きを披露している姿が見られたことでしょう。 
田中☆
リアルではただのゲーム好きなおじさ…
しょごたん
ん?何か言ったかい田中くん?
キャプテンVR
ここからは実際に体験した生の感想だ!

実際に武器防具を持つことでよりリアルな体験

冒険は「国王の間」から始まり、「草原」「山ろく」「ゾーマ城」からなる3つのステージを進んでいく

前述しましたが、プレイヤーはそれぞれの選んだ職業に合わせ、剣・盾・杖を模した専用コントローラーを実際に持ってプレイします。

専用機器、いや装備を整えたしょごたん。いざ「ドラゴンクエスト」の世界へ!

剣の見た目はハンマーのような形で、重さもペットボトル1リットル〜1.5リットルくらいの重さがあり、 それを右手で振り回すのでそこそこ体力を要します。盾はバンドで左腕に固定し、左手で掲げる形で剣よりは軽量ですが、適宜体の前に構える姿勢で進むのである程度の負荷がかかります。

そして、ゴーグルを通した先では剣と盾の形になっているので、 それぞれの重さがよりリアルに感じ取れ、「ゲームキャラはこんな剣を軽々振り回すのか。」と、体験中しみじみ感じていました。

フィールドVRアクティビティなので背中にはバックパックPCを背負う。この重量による負荷が、実際に鎧を着ている様な体感を演出しリアリティを高める!

国王の命をうけた後、フィールドが「草原」に切り替わりスライムドラキーといったおなじみのモンスターが襲ってくる中、 爆上げしたテンションのままに剣を振り回していたところ、あっという間に体力が持っていかれ 1ステージをクリアした時点で息も絶え絶えになっていました。(運動不足は否めませんが)

リッチマン
しょごたん凄い勢いだったよね(笑)
キャプテンVR
うん、初体験なのに歴戦の戦士みたいだった(笑)下は開始直後の「草原」ステージをプレイしている様子です!
 

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一方向のみならず、側面からもモンスターが襲ってくるし、前方の敵を殲滅した後、 振り向くと後衛メンバーの足元にスライムがいた時には奇声を上げながらカバーにいったものです。

女戦士しょごたん率いるパーティー

よくファンタジーものにあるパーティーメンバーの危機を察して「あぶなーい!」と身を挺する、といったシチュエーションが頭をよぎったことは言うまでもありません。

プレイ中はヘッドセットを付けて進行役のホイミスライムのホミリーから支持を受けて進んでいきますが、 マイクも付いているのでメンバー間でコミュニケーションをとることももちろんできます。

あまりの剣さばきにシャッターが追いつかない!これだけ激しく振っても問題無し!

瀕死になった時にホイミを所望したり、近接攻撃だと打倒できない相手に対してタイミングよく魔法を撃ってもらったりすることで協力してステージを進んでいくことができます。

体験スペースは「20m×12m」の広々としたアリーナ

僧侶と魔法使いは右手に杖を、左手にバンドを装着し、左手を掲げることで目の前に魔法陣が出現。使いたい魔法の魔法陣を杖で選択し、唱えたい対象に向かって真っすぐ杖を振ることで魔法を放つことができます。

回復魔法は自分にもかけることができ、自分が瀕死の時は自らに杖を振ることでセルフホイミをしましょう。杖を掲げ続けると魔力が溜まり攻撃力を強化できるようです。メラがメラミ、メラゾーマと威力もエフェクトもランクアップします。

自然と魔法を使うときに魔法名を口にしてしまう場面も見受けられ、気が付くとドラクエの世界をしっかりロールプレイングしていて、とても高揚感を得られました。

助平
実際にしょごたんがプレイしている視点映像ではないけど、戦士視点はこんな感じです!

絶妙なゲームバランスによりもたらされる一体感

今回の体験会では、各メディアから1名のみが参加しプレイということだったので、一緒にプレイしたメンバーは他の媒体会社さんで即興パーティーでしたが、ステージを進めるたびに自然とお互い声を掛け合い、協力し合っている状況に気づきました。

 

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戦士2名、僧侶と魔法使いが1名ずつというバランスも絶妙です。

盾で守れるのはせいぜい一人なので、自然と戦士がそれぞれ僧侶と魔法使いを守る形のツーマンセルスタイルになります。ステージが変わったタイミングで後衛が敵側にいた時は自然と前衛とスイッチするといった光景も。

モンスターとの戦闘は、一人では倒せない場面もしばしばありました。剣だけでは打倒できないモンスターに対して声掛けし、剣でひるませたタイミングで魔法でとどめを刺してもらったり、 剣で届かないところから攻撃してくるモンスターも戦士が防御に徹している間に魔法で倒してもらったり、気が付くと本当の意味でのパーティーに。

キャプテンVR
体験の様子を横から見ててもステージが進むにつれ声の掛け合いが増えて、パーティーとして一体感がどんどん増してた!冒険を通してそれぞれの成長を感じる。まさに『ドラクエ』だね!
リッチマン
最終ステージで僧侶を担当した方が戦闘不能になって、何回も謝罪してるのが笑えたなー(笑)
 

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戦士は魔法使いから「バイキルト」を掛けてもらうとなんと剣が巨大化します。ドラクエを知らない人でも見ただけで強力になったんだと認識できるので、ゲームに詳しくない人でも楽しくプレイできるはず。

私はゲーマー視点で、「戦士はタンクみたいな立ち回りが重要だから立ち位置に気をつけよう」「魔法が飛んで来たら率先して射線に入ったりする必要があるな」と考えていましたが、モンスターを攻撃する仕方や角度によってダメージ量が変わったり細かい攻略法が必要なわけではなく、ライトユーザでも決められた持ち回りを行っていけば楽しめるモデルとなっています。

ゲームを攻略することを楽しむのではなく、「ドラクエの世界に実際に入り込んだらどうなるのか」「剣をこう降ると攻撃できて盾をこう構えると防御できるのか」「魔法の使い方を実際に試して放ってみる」という風に、その世界を体験させるというVR ZONEの思惑、体験にフューチャーしたゲームモデルが出来上がっていると言えます。

ドラクエファンも満足のストーリー展開とスムーズなVR体験

『ドラゴンクエストVR』の世界観は、ドラゴンクエスト3の世界をフォーカスしていて、職業それぞれの姿もドラクエ3の戦士、僧侶、魔法使いの恰好が適用されています。出てくるモンスターも昔なじみのモンスターが出現。

自分自身の目で見てほしいので詳細は伏せますが、ラスボスはゾーマということもあり ファンならニヤリとする展開が繰り広げられます。

また、VR体験で気になるレイテンシー(遅延)に関しては、特に感じませんでした。

ポリゴンも綺麗で、VRコンテンツでありがちなポリゴンのざらつきも感じず、かなり剣を振り回したり動いたりもしましたがエラーが発生することもありませんでした。

VR機器はHTC Viveが採用されていて、「眼鏡っ子の場合うまくピントが合わないのでは」という心配もありましたが、 特に見づらいということもなくスムーズにゲームを楽しむことができました。今まで体験してきたVRアクティビティと比べてダントツの出来だなというのが、今回『ドラゴンクエストVR』を体験した私の正直な感想です。

ドラゴンクエストファンはもちろん、剣と魔法のファンタジーが好きな人は、剣や魔法を実際に扱える体験ができる本コンテンツは間違いなくハマると思います!!

ドラクエの世界から帰ってきた直後のしょごたん。最終ステージで僧侶を失うも見事クリア!

キャプテンVR
しょごたん、詳細レポートありがとう!そしてクリアおめでとう!
しょごたん
いえいえ、もうね溢れてきた。ただただ最高の時間だった!
リッチマン
他のVRアクティビティだと体験時間にちょっと物足りなさを感じる時もあるけど、『ドラゴンクエストVR』は実際の体験時間も10分以上あってガッツリだね!
助平
本当楽しそうに体験してて羨ましかったよ!
しょごたん
右腕はもちろん、全身筋肉痛やけどな!(笑)
田中☆
べた褒めだよね〜。なんかないの〜?不満点とか心残りとかさ!ね!あるでしょ!?
しょごたん
うーん。強いてあげるなら…
しょごたん
頑張れば剣を逆さに持てそうだったから、「アバンストラッシュ」をしたかった!
リッチマン
そこかい!(笑)

記事を公開した4月27日時点で、『ドラゴンクエストVR』の予約は5月末まで全て埋まっていますが、期間限定のアクティビティではなく、6月、7月とまた予約申し込みの受付を順次行なっていくとのでご心配なく!

体験を超えた冒険へ、さぁ旅立とう!

左から、VR ZONE全体をプロデュースしている「コヤ所長」、『ドラゴンクエストVR』のプロデューサー「濱野さん」、VR ZONEのアクティビティ全体の開発を行っている統括ディレクターの「タミヤ室長」

アクティビティ概要

アクティビティ名ドラゴンクエスト VR
稼働開始日2018年4月27日
価格3,200 円(施設入場料別途800円)
対象年齢7歳以上 ※13歳未満のお子さまには保護者の同意が必要です
予約方法チケット販売システム「Funity(ファニティ)」、 または全国のファミリーマート設置の「Fami ポート」にて販売。
https://www.funity.jp/dqvr/

© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
© SUGIYAMA KOBO
© BANDAI NAMCO Amusement Inc.

 
VR TOKYOアクティビティレビュー
  • 画質
  • 没入感
  • 酔いにくさ
  • おもしろさ
5

コメント

実際に体験した「しょごたん」が大満足なのはもちろん、体験の様子を見ているだけでも楽しくなってくる、そんなVRアクティビティに仕上がっています。国民的RPG「ドラクエ」をVRアクティビティにするということは、ファンの期待を絶対に裏切れない。こちらが想像もできない程のプレッシャーもあったでしょう。1つ間違えれば大炎上の可能性もありえるビッグタイトルのVR化でしたが、流石はVR ZONE。夢にまで見た「ドラクエの世界」を現実で体験できる場を作ってくれてありがとう!

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Mr.VR TOKYO

VR TOKYOの案内役。VRの事はなんでも知ってる人工知能だが、VRの事以外は何も知らない。

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サリー

帰国子女でリッチマンの実の妹。海外生活が長かったため、感情が高まると英語がでてしまう。VRには疎い。