業界最広視野角210°の「StarVR」を「SEGA VR AREA SHINJUKU」で体験!VRゲームでまさかの筋肉痛になりました

視野角210°、最高解像度5KのVR HMD「StarVR」を体験しに、セガ 新宿歌舞伎町店に昨年末オープンしたVR体験エリア「SEGA VR AREA SHINJUKU」へ行ってきました!(StarbreezeとAcerの合弁会社であるSTARVR CORPORATIONとセガエンタテインメントが共同で開設)

StarVRで体験できるゲームは、SF シューティング型アクションゲームの『THE MUMMY PRODIGIUM STRIKE』と『JOHN WICK CHRONICLES』の2つ。実際に両ゲームを体験したので、そちらの感想をお届けします。

業界最広視野角210°の「StarVR」

StarVRの特徴は何と言っても210°という視野角の広さ。現在、日本市場で販売されているVR製品の視野角は平均100~120°程度ですが、StarVRは左右に独立した有機ELディスプレイパネルを搭載したことで人間の視界の約75%にも及ぶ、人間の視野角に最も近い広視野角を実現しています。

StarVR(写真左)と視野角約100°のPSVR(写真右)を比較した写真

そんなStarVRの体験でまず感じたことは、目の前いっぱいにVRの世界が広がることで臨場感と没入感がより増すという点。視野が広いので首を振らずとも目の端に映った敵の動きなどにも気づくことでき、アクション系など動きの速いコンテンツとの相性は抜群に良いと思いました。

また、没入感が増すことで懸念される“VR酔い”ですが、これも全くありませんでした。(※VR酔いは個人差があるので、あくまで編集部の感想です)

“VR酔い”が起きにくい理由は、ハリウッド映画のCG撮影で使われているトラッキングシステム「ハイスピード・オプティカル・トラッキングシステム」を採用しているため、速い動きをした時の映像の乱れを抑制し、VR空間での素早い動きでも滑らかな映像が体験可能となっているからです。

そして、StarVRのもう1つ特徴である5Kの解像度。2560×1440の2.5Kのパネルを左右に搭載し合わせて5Kということですが、実際に体験した感想としては…圧倒的ではなかったなというのが正直なところ。解像度に関しては、他の施設で体験できるVRアトラクションと同じくらいでした。

リッチマン
決して解像度が低いというわけでは無いんだけどね。でも視野角の広さは本当に凄いし、これがどのVRゲームでも標準になって欲しい(笑)
キャプテンVR
ここからはゲームの感想を紹介するよ!

FPS初心者でも楽しめる「ザ・マミー」

先に体験したのは『THE MUMMY PRODIGIUM STRIKE(ザ・マミー プロディジウム ストライク)』。

トムクルーズ主演の映画『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』に登場する秘密組織「プロディジウム」のエージェントとなり、ゾンビを狙撃するシューティングVRゲームです。

冒頭はヘリに乗ってるシーンから始まり、ヘリから地上のゾンビをひたすら撃ちまくります。

ちなみにこの座っているベンチはVRゲームと連動しており、想像以上に凄い振動(笑)本当にヘリに乗っている様な浮遊感をしっかりと感じることができ、VRならではな演出が組み込まれています!

『ザ・マミー』プレイムービー

後半は地上に降り(ベンチから立ち)味方のエージェントを援護しつつ、大量に出てくるゾンビやクリーチャーとのバトル。

まだ出るの!?」というくらい大量に出てきますが、銃のリロードが必要無いので思う存分にシューティングを堪能することができました。スコアによってエンディングも変わります!

専用ガンコントローラーのトラッキングもバッチリだった!

キャプテンVR
弾のヒット判定も厳しくないし、当たれば簡単にソンビを倒せるから初心者でも楽しめる♪
助平
キャプテン、グッドエンディングだったから嬉しそうだのー(笑)

史上最高に疲れた『ジョン・ウィック』

続いて『JOHN WICK CHRONICLES(ジョン・ウィック・クロニクル)』。

キアヌ・リーブス主演のアクション映画『ジョン・ウィック』の世界観を体験できるゲームで、ジョン・ウィックになりきって襲ってくる暗殺者を倒すシューティングVRゲームです。

ステージは

  • ビルの屋上が舞台の昼間ステージ
  • 船上のバーカウンターが舞台の夜間ステージ

の2つから選択可能。(ステージだけでなく、ラストシーンも異なります)

『ジョン・ウィック』は銃のリロードが必要で、銃を下に向けることでリロードできます。

『ザ・マミー』のガンコンに比べてだいぶ小さいなと舐めていたら悲惨なことに…

『ザ・マミー』は、ゾンビの現れるポイントがある程度一定だったので、ほぼ移動せずにその場で身体の向きを変えるだけでプレイできましたが、『ジョン・ウィック』の場合は全方位から、しかも相手も銃で攻撃してくるのでまぁ大変!

そして『ザ・マミー』と同じく、「どんだけいるんだよ!」というくらいこちらも大量の敵が…

敵の銃から身を守るためしゃがんで遮蔽物に隠れたり、また立ち上がったりとにかくかなりハードで、体験したリッチマンとキャプテンは両者ともに途中で「やばい」「きつい」と思わず声が漏れるほどでした…

何回も屈伸運動をさせられ、この中腰がまた足にくる!

『ジョン・ウィック』プレイムービー

これまで様々な施設で数多くのVRゲーム/アトラクションを体験してきましたが1番疲れました。

VR空間で遮蔽物に隠れたり、肉体もギリギリ(いやアウト?)の所まで追い込まれるので、映画の主人公さながら本当に銃撃戦をしているような臨場感をたっぷり得ることができます!

敵も接近してくるタイプや遠方から狙撃してくるスナイパーがいて、『ザ・マミー』よりも当たり判定が厳しく、しっかり銃のスコープを覗いてエイムしないと中々倒せないので、FPSが好きな人や激しい銃撃戦を求める人はこちらです。

リッチマン
俺、翌日筋肉痛でした…(でも上位スコアだったぞ♪)
田中☆
流石超インドアでゲーム好きなリッチマン!

SEGA VR AREA SHINJUKUを360°写真でチェック!

現状はどちらもソロプレイなので、今後マルチプレイへの対応やシューティングゲーム以外のコンテンツも出てくるといいですね。

クロックスが完備されているので、ヒールを履いてきた女性でも安心だ

『ザ・マミー』、『ジョン・ウィック』ともに各1,200円と少々値段は高いですが、スタッフさんの対応も親切で案内やHMDの装着もスムーズ。どちらのゲームもトラッキングの精度が高くプレイ時間だけで丸々10分は体験できるので凄く満足感があります

新宿に来た際は是非体験してみてください!

SEGA VR AREA SHINJUKU 概要

名称SEGA VR AREA SHINJUKU
住所東京都新宿区歌舞伎町1-21-1 第二東亜会館2F
営業時間13:00~23:00
アトラクション名『JOHN WICK CHRONICLES』
『THE MUMMY PRODIGIUM STRIKE』
プレイ人数『JOHN WICK CHRONICLES』/各2名
『THE MUMMY PRODIGIUM STRIKE』/各2名
プレイ方法体験エリアに設置されている券売機で、プレイしたいゲームのチケットを購入
料金1,200円
URLhttp://tempo.sega.jp/am/kabukicho/
注意事項

以下の条件に該当する方は体験できません。

・13歳未満の方
・身長130cm未満の方
・体重100kg以上の方
・ご妊娠中の方、お酒を飲まれている方、乗り物に酔いやすい方
・心臓、首、腰、脊椎、血圧に異常や疾患のある方
・利用によって症状が悪化する恐れのある方(目眩、恐怖症、痙攣、発作、騒音過敏性など)
・心身に障がいをお持ちの方

VR TOKYOアトラクションレビュー
  • 没入感
  • 酔いにくさ
  • おもしろさ
  • 画質
  • アクセス
4.1

コメント

インバウンドの訪日外国人旅行客方の体験も多く、プレイエリアはそれぞれ2つずつありますが、土日は夕方17時くらいまで混むとのこと。今後は2018年3月までに3ヶ所のセガのお店への導入、2018年末までには合計10ヶ所以上のお店で開設することを目指しているそうです!

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Mr.VR TOKYO

VR TOKYOの案内役。VRの事はなんでも知ってる人工知能だが、VRの事以外は何も知らない。

キャプテンVR

編集部のまとめ役でリーダー的な存在。しかし女の子には激甘。リッチマンの妹「サリー」が好き。

リッチマン

全てをVRで完結したいと思ってるゲーム好きな超インドア金持ち。金持ちすぎて常識が通じず、すぐポチる。

田中☆

IQが低く、何かとしつこいポジティブ野郎。とてつもなく運がよく足が速い。

助平

VRに詳しく、業界にも精通しているVR業界の雄。ギャル好きでとにかくスケベなのが玉にキズ。

サリー

帰国子女でリッチマンの実の妹。海外生活が長かったため、感情が高まると英語がでてしまう。VRには疎い。