毎年、カメラ・写真映像分野の総合ショーとして開催されるている「CP+」 去年に引き続き横浜パシフィコが会場で、今年の来場者数は過去最多で無事に幕を閉じました。
さて、本イベントの出展社のひとつ「ZEISS(カールツァイス)」。こちらはドイツの名門光学機器メーカーで、数々の秀作カメラ用レンズを世に出しています。
実はこのカールツァイス、2016年に『ZEISS VR ONE Plus』というスマートフォン対応型のVRヘッドセットを販売しています。
今年も体験するブースが設けられていました。発売してから約一年強、VR業界の目まぐるしい発展の中、新たな発見や手応えが気になります。ZEISS VR ONE Plus
ZEISS VR ONE Plusはスマートフォンをユニバーサルトレーに収納し、表示された映像を楽しむ簡易型のVRヘッドセットです。シンプルな構造なので、手軽にVRを体験することができます。
様々な液晶サイズに対応
対応できるスマートフォンの液晶サイズは4.7インチから5.5インチまでとなります。具体的にはiPhone®(iPhone®6)およびAndroid™スマートフォンと互換性があり、iPhone®XやSamsung Galaxy S8™なども使用できます。
VRアプリケーションはGoogle Cardboard SDKに対応。iOS及びAndroidどちらでも数あるVRアプリケーションを利用できます。
レンズ位置の調整が不要
本VRヘッドセットの特徴として、レンズ位置の調整機能はありません。つまり必要としないからです。まさに光学専業メーカーとして100年以上の実績のあるカールツァイスの強みといえます。視野角が約100°で可視領域全域に渡って見ることができます。高精細のレンズが素晴らしく効いています。
また、眼鏡を着用したまま使用可能(眼鏡によります)で、顔と接触するクッションが厚みがあったり、通気部が設けられていたりとこだわりを感じさせます。
今後のVR映像進化への期待
このZEISS高精細レンズはクリアに見えすぎます。液晶画面のドットまで見えてしまうぐらいです。現状のスマートフォン側のディスプレイ、スペックが追いついていない気がします。今回、iPhone®Xで良画質の画像見させてもらったところ、細部までぬけが良く鮮明に見れたことが驚きでした!
よって、今後のスマートフォンがどう進化するかが気になりますし、このZEISS VR ONE Plus、及びレンズがより評価されるのはもう少し先になるのではないでしょうか! 簡易型VRヘッドセットでは高価になりますが、映像美を考えると納得がいく金額設定だと思います。
ユーザーホスピタリティーの追求
今後のグレーッドアップや課題などを伺ってみたところ、ユーザーホスピタリティーの追求とのこと。現ヘッドセットの大きさや、ヘッドバンド、操作についてなど、より快適に使用していただくために研究と開発の試行錯誤が今後も続けられそうです。グレードアップが楽しみですね!
最後に…親切にブースでご対応くださって、ありがとうございました!
製品概要
製品名 | ZEISS VR ONE Plus |
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販売日 | 2016年12月9日(金) |
価格 | 10,000円(税抜) |
視野角(FOV) | 100° |
IPD(瞳孔間距離) | 53mm~77mm |
対応スマートフォン(液晶サイズ) | 4.7インチ~5.5インチ |
同梱品 | ZEISS VR ONE Plusヘッドセット本体 ユニバーサルトレー ヘッドストラップ |
HP | https://www.zeiss.com/virtual-reality/home.html |