VR関連用語
VR
VRとはバーチャル・リアリティ(英: Virtual Reality)の略称。コンピューターや人間に装着する機器などでユーザの五感を含む感覚を刺激することにより、現実を感じられるような人工的空間を作り出す技術の総称。日本語では「人工現実感」あるいは「仮想現実」と訳される。
ケーブル型VRヘッドセット
VRヘッドマウントディスプレイ(HMD)と呼ばれることもある。PCやゲーム機(PSVRはPS4)と空間を視覚的に体感するために装着するVRヘッドマウントディスプレイがケーブルで繋がれている。
演算処理を行うPCなどがある為、レベルの高いコンテンツを楽しむことができるが、ヘッドセットとPCを揃えるとなると, かなりのコストがかかってしまう。
また、ケーブルがあることで実際の動きが一部制限される。代表的な製品は「PSVR」、「Oculus Rift」、「HTC Vive」がある。
スクリーンレス型VR
手持ちのスマートフォンをヘッドセットにはめ込むことで体験できるスクリーンレス型VRタイプ。別途電源供給やPCとの接続はいらないので、ヘッドセットだけで気軽に楽しめるのが特徴。
無料で利用できる映像も豊富にあるのも嬉しいところ。ただ、簡易的な為にHMDより、没入感や充実感が欠けることもある。
代表的な製品はサムスンの「Gear VR」やグーグルの「Daydream View」などがある。
スタンドアロン型VR
今年発売となった「Oculas Go」で話題にもなったスタンドアロン型VR。一言で言うと、他の機器に接続しないで、単独で独立して動作する。スマホもいらなく、ヘッドセットのみで楽しめるのは画期的。
ケーブルもいらず、セットアップの必要性も無く、お手軽に遊べて万能とも言える。 しかし、電池駆動ですので、連続使用は2時間程度。
加速度センサー
重力加速度を検知するセンサー。VRヘッドセットがどこの方向を向いているのかを検知する。首を振ったり回したりした時に、縦向き、横向きを検知して画面がそれに応じて自動回転する。
ジャイロセンサー
VRヘッドセットの回転スピードを検知するセンサー。VRヘッドセットの回転する速さに合わせて映像やキャラクターの描写位置が決まる。空間内で辺りを見回すのと実際の動きがリンクしているのはこのセンサーによるもの。
キャリブレーション
VRを体験中に目から入ってくる情報と体が感じる情報の違いを極力減らすために、実際の空間とユーザーの位置を測定すること。
特に「HTC VIVE」においては、ルームスケール測定機能により、プレイ中にユーザーが実際に移動する場合に壁にぶつかるなど危険な状況を回避する仕組みがある。
このルームスケール測定の際、床の位置を測定することを「床をキャリブレーションする」と呼ぶ。
トラッキング
ポジショントラッキング
キャリブレーショーンとほぼ同様として扱われるトラッキング。センサーを用いて現実世界における対象物の位置を測定すること。
「Oculus Rift」や「HTC Vive」、「PSVR」などのVRヘッドセットはヘッドセット外部のセンサーを利用してトラッキングしている。
「PSVR」はプレイヤーの正面に1つ、「Oculus Rift」はやや離れた正面に2つカメラを設置。その為、どちらも正面しかセンサーがカバーしないため、真後ろを向くとトラッキングができず、死角となってしまうのでそのままの方向を向いたままプレイすることができない。(Oculus Riftはセンサーの数を追加することで死角を消すことが可能)。
また、「HTC Vive」は体験するスペースの対角線上にベースステーションと呼ばれる装置を取り付ける仕組みになっているので、より自由に動くことができる。
ヘッドトラッキング / ハンドトラッキング
ヘッドセットや専用コントローラーを手に持ってトラッキングを行うことにより、現実の自分の頭や手を動かす動作とVR空間内に投影されたキャラクターとの動作をリンクさせることができる。
3DoF / 6DoF
DoFとはデグリーオブフリーダム(英:degree of freedom)の略称。で、日本語に訳すと「自由度」となります。3DoFは「3方向に自由に動けること」、6DoFは「6方向に自由に動けること」を意味している。
具体的に、3DoFは頭の「前後」「左右」の傾きと「回転」を感知することができます。前述したスクリーンレス型VRの多くは3DoFなので、見回して画像や映像を見るコンテンツが多い。
6DoFは先の頭の動きに加え、自身の身体の「前後」「左右」と「上下」への移動が追加される。よって、VR空間内に自身が覗き込むや近くに移動するなどが反映される。
当然後者の方が没入感が多く、これらはキャリブレーションやトラッキングによって実現されている。
視野角
ディスプレイを覗いて見える視野の範囲を表す視野角。多くのVRヘッドセットは100度から110度の範囲となる。通常、人間の視野角は120度ぐらいと言われているので、今後もう少し広いものが実現すると、より高い没入感を得られるかもしれない。
リフレッシュレート
リフレッシュレート(垂直同期周波数)とは描画の滑らかさを表す駆動速度のこと。Hzの単位で表し、「1秒間で画面を更新できる回数」のこと。
60Hzであれば1秒間で60回の画面を更新していることになります。動画では1秒間に60コマ数(60FPS)以上あれば滑らかに感じると言われている。
ケーブル型VRヘッドセットは90FPSがほとんどなので、かなり滑らかの映像を見ることができる。
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いかがでしょうか?VRの機材を購入しようと思った際に、スペックやレビューを見ると様々な情報が羅列しており、解らないことが多いと思います。
是非これを参考に、自身と合うVR製品を手にしましょう!