VR用ヘッドマウントディスプレー(HMD)「Oculus Go」が発売
米フェイスブック(傘下の米オキュラスVR(Oculus VR)は、VR用ヘッドマウントディスプレー(HMD)「Oculus Go」を2018年5月1日に発売しました。Oculus Goは、スマートフォンやPCとの接続が不要なスタンドアロン型HMDが最大の特徴です。これにより気軽にバーチャルリアリティの世界に入ることができるようになりました。
VR HMDそのものにディスプレイやチップを埋め込んだ新たな形式になります。記憶容量が32GBと64GBの二種類展開です。
コードレスのVR HMDとして、韓国サムスン電子のスマートフォン向けHMD「Gear VR」に似ていますが、スマートフォンの熱暴走の心配はなく、Oculus Goは適所にヒートシンクを設けるなど排熱に配慮しています。
その他にOculus Goでは内蔵ディスプレー専用のレンズになっているため、画質は大幅に向上し、解像度2560 x 1440 高速スイッチ液晶と最新の光学系でクリアな映像となっています。(Oculus Rift や HTC Viveは2160 x 1200)
音に関して、Oculus Goは本体だけで3Dオーディオに対応しており、ヘッドホンを使わずそのまま使用できます。ヘッドホンのかさばりを気にせずに臨場感溢れる力強いサウンドを楽しむことができます。
端子もついているので、音漏れが気になる方はお好みのイヤホンやヘッドホンを接続して利用できます。
充実したソフトウェア
既存の「Oculus Store」が配信プラットフォームとなります。Gear VR向けに配信されているアプリケーションの多くがOculus Go向けにも対応しているので、1000種類以上のアプリやゲームを発売時点で体験できます。
ただ、Oculus Riftと比べると、Oculus Goは3DoF対応でユーザーの頭(と体)の位置をVR空間に反映するポジショントラッキングに対応していません。
※首の向きに相当する三軸自由度(3DoF)トラッキングのみ、上下左右前後への動きも反映できる6DoFトラッキングに非対応
頭を動かして上下左右を見渡すことができますが、自身がしゃがんで下から見たり、体を動かして避けるなどができません。
現状、付属の専用コントローラーを使って自身を動かすしかありません。
また、コントローラーは内部のセンサーによりVRに自然な動きが伝わるため、アート作品を描いたり、ブラスターも自在に操作できるそうです。
圧倒的なコストパフォーマンス
国内では容量32GB版 2万3800円(税込)、64GB版 2万9800円(税込)で販売中です。
スマホの着脱の煩わしさがなく、シンプルに手軽に遊べ、豊富なソフトウェア、高解像度でこの価格はコストパフォーマンスは良すぎるとしかえません。
高度のVRゲームPCアプリで遊ぶ場合は高価なPCとOculus Rift や HTC Viveになりますが、動画を見る程度であれば画質面では引けを取るどころかそれ以上かもしれません。
既存のスマホVRゴーグル使用時の画質や着脱に不満があるのであれば、圧倒的にこちらのほうが優れていると思います。スマホ自体の値段も考慮するとこの価格は素晴らしすぎます。(コントローラーも付属!)
PCを用意するほどではなくても、ある程度ハイスペックで動画を中心に楽しみたい方は、是非購入することをオススメします。
特にDMM動画にも対応しているので、こちらでも見てみたいものですね! ※PS4ではありますが、過去DMM VRのレビュー体験記事はコチラ
公式サイト:Oculus Go