2018年9月26日、ついに、Oculusから「6DoF」トラッキングが搭載された次世代の一体型VRヘッドセット『Oculus Quest』が発表されました!
Oculus Questとは
『Oculus Quest』はゲーミングPCもケーブルも不要の、スタンドアロン型VRヘッドセットです。
2016年に発表されたOculus社「Santa Cruz」の製品版となり、一般消費者向けの位置づけになっています。
気になる解像度は?
解像度は「解像度は1600×1440(片目)の有機ELパネルが搭載」ということが明らかになっています。
これがどの程度の解像度かと言うと
- 「HTC VivePro」やMRヘッドセット「odyssey」と同等の解像度
- 「Oculus Go」の2560×1440のパネルが1枚のみ(片目1280×1440)という解像度より高い
という感じでかなりの高画質が期待できます。
ただ、リフレッシュレート(一秒間に何枚の画像が表示できるかの数値)はやや低めの72Hz。これは『Oculus Go』とほぼ同等の数値です。 リフレッシュレートが高ければ高いほどVR酔いが起こりにくくなるのですが、120Hzを誇るPSVRと比較すると少しVR酔いが心配な気もします。
が、既に他メディアで『Oculus Quest』を先行体験している人が言うには画質はキレイで特に気になる点はなかったとのこと。 VRの問題であるVR酔いに対して対策をしていないわけがないので、心配しすぎるのは杞憂なのかもしれませんね。
ちなみに、参考までに他デバイスとの解像度/リフレッシュレート比較はこちら。
HMD | 解像度(片目) | リフレッシュレート |
Oculus Quest | 3200(1600×2)×1440 | 72Hz |
Oculus Go | 2560(1280×2)×1440 | 72Hz |
Oculus Rift | 2160(1080×2)×1200 | 90Hz |
HTC Vive | 2160(1080×2)×1200 | 90Hz |
HTC Vive Pro | 2880(1440×2)×1600 | 90Hz |
PS VR | 1920(960×2)×1080 | 120Hz |
尚、視野角についてはまだ明らかになっていません。
VRヘッドセットを装着しながら自由に歩ける魅力
外部機器を使わずカメラが周辺を認識し、自由に歩き回れるトラッキング方式を「6DoF」というのですが、遂に『Oculus Quest』がその「6DoF」に対応しました。プレイヤー自身の方向だけを認識する「3DoF」対応である『Oculus Go』からの大きな進化としては間違いなくこの機能でしょう。
高性能なコントローラー「Oculus Touch」が付属
付属のコントローラーはOculus Rift用「Oculus Touch」と同等の性能があり、「6DoF」機能で移動しながら使用できる高性能なコントローラーです。
発売時期と価格の予想
現在公表されている情報に基づくと、発売は2019年春で価格は日本円にして約45,000円ほどと予想されています。但し、日本での発売時期についてはまだ未定で、今後の最新情報が待たれます。
価格について、少し前に発売された『Oculus Go』と比較すると少々高めですが、「6DoF」対応や他スペックの事を考えると妥当な金額かなと思います。
ダース・ベイダーのVRゲームがOculus Questのローンチタイトルとしてリリース決定!
『Oculus Quest』」のローンチソフトとして「スター・ウォーズ」の世界に没入できるVRアプリ「Vader Immortal: A Star Wars VR Series」がリリースされます。
「Vader Immortal: A Star Wars VR Series」とは
人気映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する「ダース・ベイダー」にスポットを当てたVRゲームです。「Vader Immortal」は全3部作の制作が発表されており、そのうちの1作目となります。
ゲーム性やストーリーなど、まだ詳細は動画でしかわからないのですが、ライトセーバーを手にダース・ベイダーと戦うことができるシーンがあることから、アクション系のゲームであることは予想できます。
参照元:Oculus.com
・・・
「Vader Immortal」以外にも、PCやVRゲームで高い人気のある「Moss」や「Robo Recall」など、50タイトル以上が対応・発売予定のようです。
もちろん、ゲーム以外にも現在Oculus Goで対応しているYouTubeやDMM.comなどの動画コンテンツも対応してくれることでしょう!今から来春が待ち遠しいです!
参照元:Oculus Quest