アンアーシング・マーズとは
アンアーシング・マーズ(UNEARTHING MARS)は、台湾メーカーのWinking Entertainmentが手掛ける、神秘的な赤い惑星(火星)を探検するPSVR専用のVRアドベンチャーゲームです。プレイヤーは、墜落した衛星を回収するために送りこまれた調査チームの副操縦士として、指揮官のキャサリンと一緒に火星を探索していきます。
宇宙船の航行から火星探査機の操縦、謎解きや戦闘(シューティング)など様々なことができるという本作。実際にプレイした感想(ネタバレ含む)などを交えながらレビューします!
尚、アンアーシング・マーズはPS Moveが必須(2本)です。販売形態はダウンロードのみで、価格は1,680円。
アンアーシング・マーズを助平がプレイ!
※ここから先は序盤(1章〜4章)のネタバレになります
まずはベースステーションで今回の探索目的が説明されます。どうやら探索先の火星には「チャーリー3」というAI搭載の人工知能ロボットが先に潜り込み、火星の状況を調べてくれているらしい。
早速チャーリー3と通信し火星の状況を確認。チャーリー3によると、火星は砂嵐がひどくPM2.5の平均値は600以上。(600以上!?)
そんな事情もあり探索チームは、かれこれ地球を旅立ってから1ヶ月以上ここで放置プレイというわけだ。
この色白な金髪の姉ちゃんはチームの指揮官こと「キャサリン」。キャサリンは「なんとしても火星に上陸し今回のミッションを成功させたい。命の危険もあるけど了承してくれるか?」と副操縦士の俺に問う。
「当然だ!俺もそのためにこのプロジェクトに参加している!」
というのは建前で「キミの言う事なら何でもOK!だからどうか俺の彼女に…」という下心全開で答えたところ、彼女から「それでこそ私の最高のパートナーだわ」という言葉をもらった。
ちょっと待て…この言葉には副操縦士として以上の意味が込められている気がする。俺は彼女の瞳を目た瞬間に理解したね。そうこれは
恋
彼女は俺に恋をしている可能性が大だ…(そして俺はこのゲームをスタートした時から恋をしている)
火星を目指すために宇宙船に乗り込んだ。隣の操縦席にはキャサリンが!(別の意味で心臓がバクバクする!)
彼女と目があってしまった!でも今は、もう1人のメンバー「シンプソン」のモニター越しからの視線が気になる。ここは一先ず火星に着陸することを優先させよう。
軌道修正などをしつつ、いよいよ火星に着陸…と、その時だった!
(ピー!ピー!)
なんと突然左エンジンが故障!どうやら火星の砂嵐が原因のようだ。焦るキャサリン。でも俺は不思議と冷静だった。
「生きる意志は何よりも強い」
俺の師匠からもらった大切な言葉だ。
うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!生きたい!生きて火星でキャサリンと〇$×△×%!!!
俺の「生きたい」というか、「キャサリンとどうにかなりたいという」何よりも強い意志が火星への着陸を成功させた。だが左エンジンは激しく大破し、もはや修復は不可能。そして旅にトラブルはつきものだ。
今度はキャサリンの生命維持パックに異変が!どうやら着陸時に故障してしまったららしい。残りの酸素量は5%。
「せっかく火星に上陸したのに…。私、ここまでのなのかな?(「やっとあなたという存在に出会えたのに!」って思ってるはず)」
キャサリンの声は震えていた。その声は不安以上に「諦めている」という言葉で言い表すのが正しいだろう。
でも安心してくれ。こんなこともあろうかと俺は、予備の生命維持パックを宇宙船に積んでいたんだ!!
キャサリンの生命維持パックを交換。彼女の肩は小刻みに震えていた。そして言った。
「あぁぁ、あ、ありがとう…」
俺は以前本屋で立ち読みした「モテル男のバイブル〜女性を落とすセリフ集〜」に書かれていた通りに返した。
安堵するキャサリン。(これはもしかしてすごく良い雰囲気なんじゃないか!?)
勇気を振り絞って散歩に誘ってみた。
これは初デートと言ってもいいのかな?ふふふ♪
でもそんな俺のテンションとは裏腹に、キャサリンの表情は沈んでいた。どうやら指揮官として不甲斐なさと申し訳無さを感じているらしい。
だから俺は以前本屋で立ち読みした「モテル男のバイブル〜女性を落とすセリフ集〜」に書かれていた通りに返した。
そっと手を差し伸べるキャサリン。
こ、こ、これは超いい流れじゃないか!?ちゅ、ちゅーできるかも!?
(ブーンブーン)
え?なんだこの音!?
どうやら火星到着時に起動させた予備電源のせいで、チャーリー3が俺たちを検知してしまったようだ。
くそ!もう少しだったのに!!!
でも焦る必要はない。だって俺とキャサリンの物語は、まだ始まったばかりなのだから!
アンアーシング・マーズのここが良い
テンションの上がる宇宙船のコクピット
火星探索に向かう宇宙船のコクピットはテンションが上がりました。一部のモニターは画面をタッチすることができ、レバーなどを操作することもできます。
PS Moveを使用するので両手を扱うことができ、色々いじれて楽しめます。(指揮官の操縦席のレバーを引くのはお約束)
VRならではの様々なゲーム要素
宇宙船の中の画面タッチ以外にも、ストーリーを進めると探査機を操縦したり、謎解きをしたり、シューティングしたりetc…。本当に様々な要素が詰め込まれています。こういった映画のようなストーリー系コンテンツはVRと相性が良く面白いです。
愛くるしい火星の生物
章を進めると出会える生物がたまらなく可愛い!(特に鳴き声が!)育成という要素はありませんが、育成できたら楽しそうです。
ちょうど良いボリューム
ゲームのボリュームは約2時間ほど。価格もそうですが、ちょうど映画1本分くらいの尺で、ストーリーもテンポよく進んでいきます。
ちょっと残念なところ
そこまでよくない画質
PSVR自体の画質が高くないという理由もありますが、PVほど画質はよくありません。SFだし、もう少し映像が綺麗だったらなーという感じです。
ワープ式の移動は没入感がいまいち
移動はワープ式で没入感はいまいち。また、火星探査機の操縦はラジコンを操っている様な気分で楽しいですが、ここは主観視点にしてほしかった。そうすればもっと没入感を得れたと思います。
中々激しい展開
テンポはいいけど、いきなり話が飛ぶので一瞬「?」に。解説も入りますが「そんな展開なのかよ」ってちょっと突っ込みたくなる所もあります。
VR TOKYO ゲームレビュー
- 没入感
- 酔いにくさ
- おもしろさ
- SF感
コメント
約2時間の物語をVR体験できると考えれば、価格も1,680円なのでそこまで高くは感じないと思います。アドベンチャーが好きな人、VR酔いしにくいゲームが良いという人は1度体験してみてもいいかと!
VR TOKYO ゲームレビュー
- 没入感
- 酔いにくさ
- おもしろさ
- SF感
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約2時間の物語をVR体験できると考えれば、価格も1,680円なのでそこまで高くは感じないと思います。アドベンチャーが好きな人、VR酔いしにくいゲームが良いという人は1度体験してみてもいいかと!