劇場版 名探偵コナン ベイカー街の亡霊
1996年に放送開始され、長い人気を保つ青山剛昌原作のミステリーアニメシリーズの劇場用作品第6作。2002年作品。
バーチャルリアリティ空間で遊ぶ新型体感ゲームシステム「コクーン」が完成し、コナンたちはその披露パーティに招待される。だが、現場では開発責任者が殺される事件が発生、解決の鍵はゲームの中にあるとにらんだコナンは、ゲーム空間として用意された、切り裂きジャックの恐怖に包まれた19世紀末のロンドンへ。
この「コクーン」というのが、その名の通り繭みたいな乗り物で、その中に人がすっぽりと入ることができる。この装置と中枢神経が接続され、VR内では五感を感じられるようになるという。催眠状態なはずなのに、VRでは全くそう感じられないらしい。
そして、このゲームを人工知能の[ノアズ・アーク]がシステムを占拠していまい、プレイヤーたちを人質に取ってしまうのだ。そして、プレイヤー全員がゲームオーバーになると、特殊な電磁波を流して脳を破壊すると…。なんとも恐ろしいではないか!!
作中、VRに対して灰原の発言がとても印象的だった。完成されたVR×人工知能の本質を唱えているのだ。
歩美ちゃん「夢みたい。自由に動きまわれるなんて。」
灰原「その逆よ。自由どころか 視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚 全てコンピューターに支配されているのよ。」
今日において、VRゴーグルで視覚や聴覚ぐらいしか体感することができないが、将来本当に全ての感覚を実感できるようになり、人工知能ともリンクするようになったのなら…。
現実と仮想の境界は?そして、我々の意志で操れるのか、はたまた操られてしまうのか。それは幸福なのか不幸なのか。未来を考えさせられました。
因みに本作品の興行収入は34億円と初めて映画名探偵コナンシリーズにおいて、30億を超え、第13作『漆黒の追跡者』の35億円に更新されるまでシリーズ歴代1位。2016年現在でも、首位を保ち続けた期間が最も長い作品であるとのこと。
確かにコナン映画としても面白く、見やすかったですし、テーマがはっきりと描かれていました。
VR TOKYO 映画レビュー
- 見やすさ
- 斬新さ
- スリル感
- VR・未来感
コメント
子供から大人まで楽しめるコナン映画。VRを通じて過去のロンドンで活躍するコナンを見れます。
AIに仮想空間を支配されるというのは、近未来ならではの事件で面白いです。
VR TOKYO 映画レビュー
- 見やすさ
- 斬新さ
- スリル感
- VR・未来感
コメント
子供から大人まで楽しめるコナン映画。VRを通じて過去のロンドンで活躍するコナンを見れます。
AIに仮想空間を支配されるというのは、近未来ならではの事件で面白いです。