東京ジョイポリス「OUTBREAK ORIGINS」体験レビュー!前作との比較も。

東京・台場の屋内型テーマパーク「東京ジョイポリス」で稼働中の大人気VRアトラクション「ZERO LATENCY VR」に、より没入感を追及した新作ソフト「OUTBREAK ORIGINS(アウトブレイク オリジンズ)」が2019年3月16日(土)から稼働を開始しました。

「ZERO LATENCY VR」はこれまで、「ZOMBIE SURVIVAL」、「SINGULARITY」などの2タイトルを稼働させており、今作で3タイトル目となります。

前作の体験レビューはこちら↓

というわけで先日、一足先にメディア体験会があり、我々も体験してきたので、あますところなくレビューしていきたいと思います!

「OUTBREAK ORIGINS -Zombie Survival episode 0-」とは

OUTBREAK ORIGINS -Zombie Survival episode 0- (アウトブレイク オリジンズ ゾンビサバイバル エピソードゼロ)」は、プレイヤーが能動的に動くことが出来る「フリーローム」と、 他のプレイヤーと協力プレイ可能な「6人同時プレイ」が特徴のVRシューティングアトラクションです。

本作は初作「ZOMBIE SURVIVAL」の世界観を踏襲しながら、その起源に迫るストーリーとなっています。

ストーリー

人間がゾンビ化するウイルスがばらまかれ、人類が、そして文明が壊滅しようとしている世界――。 隊長率いる特殊部隊は、社会の秩序を維持しようと日々闘い続けていた。 そんな中、血清が開発されたとの知らせが特殊部隊に入る。 世界を救う為、血清を入手すべく研究所に向かった特殊部隊であったが、 そこで待ち受けていたものは…。 果たして特殊部隊は無事に血清を手に入れ、人類を救うことができるのか…?

フリーローム型のVRシューティングアクション

フリーローム型とはPCバックパックを背負い、VRゴーグルを装着することで、決まった範囲の空間を自由に動き回れるプレイシステムのことです。

この空間内であれば自由に動き回れる(この写真は部屋の半分です)

第二作の「SINGULARITY」同様、プレイヤーが進むたびにマップが更新されていくゲームシステムを採用し、フリーローム型VR特有の没入感をさらに追及した作品に仕上がっています。

VRゴーグルを被ると、自分を含めた他参加メンバーがCGキャラクター化するので、誰がどこにいるのかがわかるため、安心して歩き回ってプレイすることができます。

もちろん、走り回ったりすると他プレイヤーにぶつかったりして危険なので絶対にやめましょう。

最大6人同時プレイが可能

今作も前作同様、最大で6人まで同時プレイが可能です。VRゴーグルにはマイクもついており、プレイ中に会話をすることが可能なので、より臨場感のあるプレイが体験できます。

6人集まらない場合は、他のお客様と一緒にプレイする場合もあるようなので、できるだけ知り合いと参加したほうがより楽しめるかもですね。

人数によって難易度が変化

詳細まではわかりませんが、プレイ人数によってゾンビの数が変化して難易度調整しているので、少人数プレイだとしても安心して最後までプレイできます。

ゲーム開始までの流れ

ゲーム開始にあたって、やることは3つあります。

  • ゲーム内で使用するニックネームとメールアドレスの登録
  • 上官からのブリーフィング(説明)
  • VR機器の装着

ゲーム内で使用するニックネームとメールアドレスの登録

なぜ登録するかというと、今回のゲームの世界では一緒にプレイする仲間たちが映像の中に映し出され、頭上にニックネームが表示されます。一緒にプレイしても誰が誰だかわからないと没入感が薄れることへの配慮でしょう。

メールアドレスはプレイ後に誰が何人敵を倒したか、自分は何度倒されたのかなどがレポートとして送られてくるため必要になります。友達とランキングを争うことにもなるのでこういったギミックがあるのは嬉しいですね!

また、予約後に送られてくる専用サイトでメールアドレスと名前を人数分登録しておけば、非常にスムーズに開始することができます。

上官からのブリーフィング

荷物を専用のロッカーにしまったら店員さんからのブリーフィングが5分程度行われます。

最初は普通の店員さんでしたが、途中から急に上官モードに入って口調も変わってくるのでテンションに取り残されないよう注意してください。

ちなみに、命令口調が耐えられない!!というプライド高めの人は、プレイ中に手を挙げると敬語に戻してくれるそうです。笑

助平
開始早々、手を挙げようとしたけど耐えたよ
リッチマン
器ちっちぇえ・・・

VR機器の装着

ブリーフィングが終わったらいよいよVR機器の装着をしていきます。

機器は「VRヘッドセット」「ヘッドホン」「PCバックパック」の3つ

そしてプレイ中に使用する武器を1人1つGET!

この武器、約4kgあるのでちょっと重め。中盤から終盤にかけて腕への疲労感がかなりあるのですが、それがまた没入感を高めるエッセンスになります。

また、トリガーはもちろんのこと、2種類の武器切り替えボタン、リロードボタンがあり、ゲーム性が高い仕上がりとなっています。

武器種類は連射が可能な「マシンガン」と一発の威力が強い「ショットガン」の2種類があるのですが、この武器切り替え判断が大きな攻略ポイントの一つになってきます。

すべて装備するとこんな感じです。

これで準備は完了!ブリーフィングルームからプレイルームに移動していよいよ任務開始です。

プレイしてみた感想

例によって、プレイ中の映像は見せることができないのですが、体験したメンバーから感想をいくつかご紹介します。

ゴーグルなどの装備品について

  • VRゴーグルの装着したフィット感が良く、激しく動いてもズレることはなかったのでプレイに集中できた。
  • 銃は二種類でそれぞれ好きなタイミングで使い分けるのでゲーム性が高かった。

    リッチマン
    これはまじで大事。
  • VRゴーグルにはピント調節スイッチがついていて、気軽に調節できるのが良かった。
  • 武器は重めだったけど、それがよりリアルに感じて没入感を高めていた。

    キャプテンVR
    後半、腕がプルプルしてた。笑
    リッチマン
    筋トレしなよ。

ゲームシステムについて

  • プレイルームは広々と歩き回れるので、他のVRゲームと比較して自由性が高かった。
  • とある乗り物での移動や、足場が細いところの移動など、臨場感の高い演出があるので没入感が高い。

    キャプテンVR
    「あの乗り物」は凄かったねーー!
    助平
    まじで「あの乗り物」に乗ってる感覚になったね。
    サリー
    気になる・・・
  • ゾンビが想像以上に出てくるから、リロードや武器の切り替え、しっかりエイムしないと死亡してしまうという難易度がほどよい。(でも復活できるから初心者でも最後までプレイできて良い)
  • プレイ中、運がよければ出会えるレア武器は強力で爽快!ただ使用時間が短いのでもう少し長いと嬉しい。

    リッチマン
    取り合いになって他プレイヤーとぶつからないように注意だ。
  • ボイスチャットはしっかりとチームメイトの声が聞こえるので臨場感がある。プレイヤー6人が全員友達だと凄く楽しめると思う。
  • 体験後には、キル数やヘッドショット数、移動距離、デス数による個人スコア、そしてチームスコアがランキング表示され楽しめるのも良い。やりこみ要素がある。

  • 前方のゾンビに夢中になっていたら、後方のゾンビに気づかず攻撃されまくってパニックになるという没入感の高さよ。。

    キャプテンVR
    リッチマンが珍しくパニックになってて面白かったよ。笑

感じた改善点

  • 6人プレイの場合、途中から3人制のチームに別れるが、ボイスチャットは6人同時なので、誰が声を出しているのかわからない時がある。シーンに応じてチーム単位でボイスチャットできると更に良いと思う。

    リッチマン
    「後ろにゾンビ!」って聞こえたけど、別チームの声だったりしたわ
  • スコアの存在にプレイ後気づいたので、事前にスコアの採点説明があると良かった。

    キャプテンVR
    スコアがあるって知ってたら本気出したのになー
    リッチマン
    でた。中二病乙。
  • 今、どっちの武器を使っているかは残弾表示(弾のマーク)で判断するんだけど、弾のマークにあまり差がなくてどっちの武器を使っているか瞬時に判断できなかった。

    リッチマン
    FPSは一瞬の判断が大事。
    助平
    ガチ勢だ・・
  • 某有名ゾンビゲームのように攻撃した部分の部位破壊とか欠損表記があると更に恐怖を味わえそう。

    サリー
    マジ。無理。

前作と比較して

筆者はこれまで3作すべてのタイトルを体験してきましたのですが、今回の「OUTBREAK ORIGINS 」は

  • 「ZOMBIE SURVIVAL」のパニック感、爽快感
  • 「SINGULARITY」の空間移動感、任務感
が合わさった、まさにいいとこどりのタイトルになっているに感じました!

きっと、開発者が改善を多く重ねてたどり着いた作品なのでしょう。細かい改善点はあるものの、前作品のいまいちな部分をうまいことカバーしていると思います。

特に第一弾の「ZOMBIE SURVIVAL」が好きな人は、間違いなく楽しめると思います。

施設/アトラクション概要

基本情報

施設名東京ジョイポリス
場所東京都港区台場1丁目6番1号 DECKS Tokyo Beach 3F~5F
営業時間10:00~22:00(最終入場 21:15)
料金東京ジョイポリス入場料+2,000円(税込)
※時期により変更する場合があり
※パスポートチケット(入場料+アトラクション乗り放題)利用不可
※要事前予約
プレイ人数1~6名
年齢制限13歳以上
身長制限110cm未満
プレイ時間30分(ブリーフィング時間15分+プレイ時間15分)
特設サイトhttp://tokyo-joypolis.com/attraction/1st/zerolatency/

ご利用は事前予約制

本ゲームは事前予約制となります。注意事項、利用制限を全てご理解いただいたうえで、公式サイトでご予約ください。

その他注意点

  • 人数によっては、他のお客様と一緒にプレイすることになります。
  • 約4kgのバックパックと2kgの銃を持って動き回るので動きやすい服装と靴で来るべし。
VR TOKYO ゲームレビュー
  • 画質
  • 没入感
  • 酔いにくさ
  • おもしろさ
4.5

コメント

前作同様、VR酔いはまったくと言っていいほど無く、VRは酔うから苦手!という方にほど体験してみてほしいです。あと、ゾンビは言うほど怖い感じではないのでその辺も安心して体験してみてください。笑

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Mr.VR TOKYO

VR TOKYOの案内役。VRの事はなんでも知ってる人工知能だが、VRの事以外は何も知らない。

キャプテンVR

編集部のまとめ役でリーダー的な存在。しかし女の子には激甘。リッチマンの妹「サリー」が好き。

リッチマン

全てをVRで完結したいと思ってるゲーム好きな超インドア金持ち。金持ちすぎて常識が通じず、すぐポチる。

田中☆

IQが低く、何かとしつこいポジティブ野郎。とてつもなく運がよく足が速い。

助平

VRに詳しく、業界にも精通しているVR業界の雄。ギャル好きでとにかくスケベなのが玉にキズ。

サリー

帰国子女でリッチマンの実の妹。海外生活が長かったため、感情が高まると英語がでてしまう。VRには疎い。